皆さんこんにちは、トラストホームです。
最近、全国で地震が頻発し、夏の海や川での事故も発生しています。
先日の熱中症に関する記事の締めで困っている方がいたら
「恥ずかしがらず助け合いましょう」と書かせていただきました。
「助け合いが大切なことは分かった。ただ何をしたらいいか分からない」
そのような方も多いと思います。
今回の記事を書く目的は、家族はもちろん周囲の人々に危機が迫った時に
少しでも役に立つ知識を共有することです。
命を繋ぐバトンで大切な人を守りあいましょう!
今回の記事で得られる情報
・事故発生時の状況判断と処置について
・救急処置の基本について
・臥位と体位について
事故が発生した際、あわてず落ち着いて事故の状況をしっかり把握しましょう。
その後、優先順位を考えて、迅速な処置、行動をとりましょう。
そして応急処置のABCとは次のとおりです。
A Airway(気道確保)
B Breathing(人工呼吸)
C Circulation(心臓マッサージ)
例を考えて、詳しく見ていきましょう。
(例)地震などで被災し倒れている方(以下、要救助者とする)を見つけた場合
1-1 周囲の状況を確認する
※指さし確認で前後左右、落下物に備えて上方も確認を怠らないこと。
1-2 周囲に「倒れている方がいる!助けてくれ」と大きな声で呼びかける(叫ぶ)
※協力者が現れたら「AEDの準備」「医療機関への連絡」など役割分担を行う。
1-3 意識があるか確認する
※片方の手で要救助者の手を握り、もう片方の手で軽く肩を叩きながら
「大丈夫ですか?」と3回ほど声をかける。
有:意識がある場合、様子を見ながら医療機関の到着を待つ。
無:意識がない場合、1-4に移る。
この時、要救助者から反応があるまで、肩の叩き、声の大きさを徐々に強めていくと良い。
1-4 呼吸と胸の動きを確認する。
要救助者の口と鼻の中間あたりに自身の耳を向け呼吸の確認を行う。
この時、要救助者の胸元を開け、呼吸の目視も行うとなお良い。
有:呼吸がある場合
無:呼吸なしの場合、1-5に移る
1-5 ABCを行う
ABCの優先順位は
C>>>>>A>Bです。
最近では最も大事な行動は心臓マッサージだと
見直されているようです。
A 気道確保
B 人工呼吸(Aを継続しながら行う)
要救助者の鼻をつまみ、胸のふくらみを確認しながら息を吹き込む。
息を吹き込むときは「フー」より「フォー」というイメージで行うと、
空気が漏れない。
頻度は1回/4秒前後である。
C 心臓マッサージ(最優先)
心停止すると血液の循環がなくなるので、
心臓が回復しても脳に大きな障害が残るおそれがある。
心停止して3分30秒が勝負であると言われている。
point💡
・要救助者にできるだけ、近づいて行う
・腕は曲げない
・自分の胸を張って行う
・胸郭(乳房の中間あたりにある突起)が4cmほどへこむ力で行う
・リズムは毎分40回~60回
心臓マッサージは肋骨にヒビが入ったり骨折する可能性もあるが、
要救助者の命を救うために、恐れずにやりましょう!!!
シーン別に確認してみましょう💡
2-1 足高仰臥位(そっこうぎょうがい)
ショック症状や脳貧血の疑いがある方を、
仰向けに寝かせ足を頭の位置より20cmほど高くします。
2-2 半坐位(はんざい)
頭や首に傷がある方を仰向けに寝かせ頭を足の位置より少し高くします。
また喘息発作、過呼吸(過換気症候群)などで苦しんでいる方の症状を
緩和することにも期待できます。
point💡
頭のみを高くすると、呼吸が苦しくなるかもしれないので、
背中上部あたりから頭を持ち上げることが安全なようです。
2-3 膝屈曲位(ひざくっきょくい)
お腹が痛い方におすすめの体位です。
意識がある場合2-2の体位の膝下に物を置き、膝を軽く曲げさせます。
point💡
お腹が痛い時、体を丸めてお腹を押さえるポーズを考えると分かりやすいです。
2-4 回復体位
左肩から左骨盤を床に付くように寝かせ、
左腕を前方に伸ばし、右手を顔の下(手の平が床に触れるよう)に置きます。
体を安定させるため、右足を軽く曲げさせながら、前方に配置します。
point💡
顎を突き出させることで、呼吸も楽になります。
ここまで、ご覧いただきありがとうございました。
トラストホーム株式会社は、
これからもリフォームや金沢の地元情報を発信していきますので
よろしくお願いいたします。
どんな会社なの?金沢についてどんなことが書いてあるんだろうと
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