皆さんこんにちは、トラストホームです。
間もなく春の終わりが近づき、夏が顔を出し始めています。
夏になったら、皆さんがイメージするのは、やはり海ではないでしょうか?
海でのバーベキューや花火、海水浴は、私が毎年楽しみにしていることですが、
海には沢山の危険が潜んでいます。
「海でバーベキュー」すなわちお酒を飲まれる方もいらっしゃると思いますが、
飲酒した状態での水泳(酔泳)は、大変危険ですので絶対にやめましょう。
判断能力の低下、筋力が発揮できず、溺れることがあります。
厳しく言うと飲酒して溺れるのは本人の責任だと感じますが、
助けに向かった友人たちに被害がいってしまうのは、あんまりだと思います。
「飲んでも(波に)飲まれるな」
飲酒してから「泳ぎたい!」このように考えてしまっている時点で、
自分が酔っ払いであることを認識しましょう!
お酒は確かに楽しいものですが、同時に恐ろしい物だと言う事を、
この場を借りて改めて訴えたいと思います。
海は安全を心掛ければ最高に楽しい場所です。
遊泳、砂遊び、美しい海、波や風の音、あらゆる五感を使って楽しむことができます。
ただし、五感だけでは分かりづらい危険が潜んでいることを、ご存知でしょうか?
離岸流です。
【離岸流とは?】
岸に打ち寄せた波が沖に向かって戻ろうとする際、
発生する強い流れのことで、秒速2m弱の速さです。
「秒速2m弱?たいしたことないじゃん」と思うかもしれませんが、
オリンピック水泳選手が全力でクロール泳法しても「秒速2m」と言われています。
オリンピック水泳選手も体力が永遠に続くわけではないので、いつかは溺れてしまいます。
離岸流の中を一般人が岸に向かって泳ぎ、自力で助かることは不可能です
しかし、離岸流に流されても助かる方法がありますので、
一緒に考えて海を楽しみましょう。
今回の記事で得られる情報
・離岸流に流された時の対処法について
・危機管理について
・溺れた人を助ける方法について
まずは、浮いて冷静になりましょう!
また、離岸流が沖に流れることがあっても、
海底に引き込まれる心配はないと覚えておくことです。
そして、離岸流に流された時のNG行動は「岸に向かって泳ぐ」です。
それならどこに向かって泳げばいいか?
それは岸に対して平行に泳ぐことです。
離岸流は確かに流れは強烈ですが、幅自体はとても狭く
10mから30mほどしかありません。
岸に対して平行に泳ぐことで、
離岸流の範囲外へ脱出することができます。
しかし、足がつってしまうなどのトラブルも考えられるので、
離岸流に流された時点で、助けを呼びましょう。
離岸流に流されたときの対応方法を知っても、安全ではありません。
その本人が対処できたとしても、周囲の人間には分からないかも知れないですし、
その人が救助に向かって離岸流に巻き込まれるかもしれません。
一番の安全は離岸流を察知して、その場所で遊ばないことです。
【離岸流の発生位置を確認する方法】
・ゴミが、その場所にだけ流れ着いていない
悲しいことに海岸には、さまざまなゴミが流れ着き、
逆に、離岸流は沖へ流れるので、ゴミが岸に溜まりません。
皮肉にもゴミが私たちの命を助けてくれます。
・その場所の砂浜が、大きくえぐれている
海岸線は元々うねうねしていますが、もし海岸線の一部が大きく岸の方向にうねっている、
えぐれている場合、その場所に離岸流が発生している可能性が高いです。
理由は、離岸流は沖に向かって流れるので、砂が沖に流れていくからです。
・波の形が周囲と違う、ざわついている(色を見ると分かりやすい)
point:高所から確認すると分かりやすいです。
【波の形が違う】
本来、波の形は海岸線に対して平行な線を描くものですが、
その線が大きく歪んでいたり、欠けていたりすると、離岸流が発生している可能性が高いです。
【ざわつき】
この「ざわつき」は白波がたっているというわけではありません。
これは、海面が波紋を描いているような形になっているということです。
また離岸流が発生している箇所は、周りより水深が深くなっていることが多いので、
色が濃く見えます。
水難救助に心得がある方でもない限り、入水しての救助は辞めましょう。
最悪のケースが考えられます。
どんな屈強な男性でも急なことにビックリするように、溺れたら誰しもパニックになります。
そして、パニックになった人が救助者にする行動は、ただ一つ「しがみつく」です。
これでは要救助者と救助者、双方溺れるでしょう。
【どうするべきか?】
最優先:周囲の方に大声で助けを求める
要救助者が落ち着くように「浮いて待て」と声をかけ続ける
優先:アイテムを活用する
水難救助に役立つアイテム
・ペットボトル
・ロープ
(1)ペットボトルに1/5ほど海水を入れ、重さを与える
point:空のまま投げても、軽くて投げることができない
(2)ペットボトルの頭をロープで縛る
point:ペットボトルからロープが離れないように、しっかり結びましょう
(3)要救助者の目の前もしく超えるくらいの位置にペットボトルを投げる
point:要救助者に当てないように注意しましょう
(4)要救助者がペットボトルを掴んだことを確認したら、ゆっくりロープを引く
point:勢いよくロープを引くと、要救助者の手元から離れる恐れがある
このアイテムを使うという知識は、要救助者を救助することはもちろん、
「ご自身の命を守るもの」ということも覚えていただきたいと思います。
【最後に】
アイテムを使わなくても良いように、安全には十分注意して、
海を全力で楽しんでいただきたいと思います。
① 離岸流に流された場合、まずは浮いて冷静になり、
岸に対して平行に泳ぎましょう。
離岸流は幅自体はとても狭く10m〜30mほどしかないため、岸に対して平行に泳ぐことで、
離岸流の範囲外へ脱出することができます。
② 一番の対策は、離岸流を察知して、その場所で遊ばないことです。
離岸流が発生しているところの特徴は以下の通りです。
・ゴミが、その場所にだけ流れ着いていない
・その場所の砂浜が、大きくえぐれている
・波の形が周囲と違う、ざわついている(色を見ると分かりやすい)
③ もし溺れている人を見つけた場合、周囲の方に大声で助けを求め、
要救助者には「浮いて待て」と声をかけ続けましょう。
アイテムの活用は、要救助者を救助することはもちろん、
「ご自身の命を守るもの」だということも覚えていただきたいです。
ここまで、ご覧いただきありがとうございました。
トラストホーム株式会社は、
これからもリフォームや金沢の地元情報を発信していきますので
よろしくお願いいたします。
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