皆さんこんにちは、トラストホームです。
肝試しや怪談話には、まだ遠い春ですが、今回は怪奇現象の一つとされる
ラップ音について考えていきましょう。
結論から言います。
築年数10年未満のお家で発生するラップ音は心配いらないでしょう。
しかし、不気味な現象であることには変わりないので、
今回の記事では特に気にしなくて良い場合とその根拠、対策を紹介していきます。
今回の記事で得られる情報
・怪奇現象ではない根拠
・壊木現象(造語)について
・心配の有無について
現代の科学では、解釈できない現象を怪奇現象と言うようです。
豆知識ですが「再現できること = 科学的に正しい」とされており、
「科学的に間違い = 再現できない」ということです。
ちなみに、ラップ音は再現できますので、怪奇現象ではありません。
では、ラップ音の正体は?
ラップ音の正体は、家鳴りです。
家鳴りは、住宅の木材やコンクリートなどに細かいヒビなどが発生することでなる音で、
「パキッ」や「ピシッ」という音が鳴ります。
怪奇現象というより壊木現象です。
この家鳴りは、どんな建物にも起こる現象で、比較的新しいお家に起きやすいとされます。
また、築年数が浅い木造住宅の家鳴りで発生するヒビなどは、
とても細かいので住む分には、ほとんど影響がないようです。
今回は、原因を3つ紹介したいと思います。
①木材がまだ家全体に馴染んでいない
新築の場合、木材がお家全体に馴染んでいないことがあり、
それが原因で家鳴りが起こっていると考えられています。
特に、急乾燥させた木材や中途半端に乾燥させた木材などは収縮率が高いため、
家鳴りが起こりやすくなります。
木材の乾燥期間は8年前後と言われていますので、
築10年未満の家鳴りはあまり気にしないことをおすすめします♪
②部屋の温度変化
暖房、冷房で室内の温度が変化し、家鳴りが起こります。
特に春先など温度変化の多い季節でも起こりやすくなると考えられています。
また、起こりやすい場所は、室内温度が急に上昇する西日が当たる部屋です。
夏の屋根裏は、約60℃ほどに上昇することがあります。
この屋根裏の温度と部屋の温度の差により、
木材の伸縮具合が変わることで家鳴りが起きやすくなることもあります。
③湿度の温度変化
木材は湿度の高低で、膨張や収縮をする性質があります。
この膨張や収縮をすることで、木材に細かいヒビなどが発生し、
家鳴りが発生します。
対策を3つ紹介します。
①温度:気温と室温の温度差を小さくする
②湿度:60%ほどに保つ
③耳栓:耳栓を使う事は根本的な対策とはなりませんが、
即効性があり、強い家鳴りで眠れない方におすすめです。
元々、木材は伸縮するものなので、
築10年未満の家鳴りは、危険なケースは少ないとされます。
ただし、木造住宅で築30年以上のお家(古いお家)は家鳴りに注意が必要です!
将来的に倒壊の恐れもあるようです。
木造住宅の平均寿命は築30年〜80年と言われています。
古いお家から発生する家鳴りは、
「耐久性や耐震性」が低下しているおそれがあります。
もし、古いお家で家鳴りが発生するようでしたら、
専門業者に調査依頼することをおすすめします。
お家の倒壊は、怪奇現象と比較にならないくらい恐ろしいことです。
今回の記事が皆様のお家やご家族を守ることができる
きっかけとなれたら嬉しく思います。
① ラップ音は科学的に解明されており、怪奇現象ではありません。
このラップ音の正体は「家鳴り」で、ちゃんとした根拠があります。
共通している原因は、
家に使われる木材の伸縮による、細かいヒビなどの発生となります。
② この家鳴りは、温度管理、湿度管理で根本的な対策となり、
家鳴りで眠れない方は即効性のある耳栓もおすすめです。
③ 元々伸縮する木材を使ったお家で築10年未満のお家から発生する
家鳴りは心配はしなくていいでしょう。
ただし、木造住宅で築30年以上のお家から発生する家鳴りは
「耐久性や耐震性」が低下し、倒壊のおそれがあります。
もし、古い木造住宅にお住まいで家鳴りに気づいたら、
専門業者に調査依頼することをおすすめします。
ここまで、ご覧いただきありがとうございました。
トラストホーム株式会社は、リフォーム会社です。
もし、古いお住まいの木造住宅にお住まいで、
家鳴りが起きた場合、遠慮なくご相談ください。
家鳴りの発生の有無問わず「我が家も随分古くなったな」と感じたら、
相談することをおすすめします。
もし、業者に「大丈夫」と言われても、
それはそれで「皆さんの安心材料」になると思います。
相談できるうちが華ですよ♫
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