たまに友達の家やお店で見かける薪ストーブ。
見たことあるけどどんなもの?今回はそもそも薪ストーブってなに?
ということと、薪ストーブの種類とメリット、デメリットをご紹介します。
目次
薪ストーブとは薪を燃料にする暖房器具です。
元が木の薪は石油や石炭のように枯渇する地下資源ではないので、
燃料がなくなる心配はありません。
そして排出されるCO2は木の成長によって吸収されるので
排出される量と吸収される量がほぼ同等な地球に優しい性質を持っています。
デザイン性の違い
デザインでは現代的なモダンなものや昔ながらなクラシックなものがあります。
開放タイプ(扉がついていないもの)やクッキングタイプ(鍋を置いて調理などできる)、ビルトインタイプ(埋め込み式)もあり現在ではたくさんの種類のものが売られています。
サイズ選び
サイズの選び方はお家やお店の大きさに合わせて選ぶのがベストです。
小さなお家に大型のストーブだと暑くなりすぎてしまいます。暑いからといって燃やす薪を少なくすればいいのではと思いますが、そうするとその薪ストーブが持つ本来の能力が生かされないばかりか、ストーブの温度が適温まで上らなければ不完全燃焼状態にもなり、煙は余計に出てしまい煙突に煤も溜まりやすくなります。
また大きな家に小型のストーブだといくら薪を燃やしても暖まりません。暖まらないからといって必要以上に薪をくべるとストーブの温度が上がり過ぎて、防火上の危険も出てきたり薪ストーブ本体にもいい状態とはいえません。
サイズ選びは、間取り、吹抜、階数、気密、断熱などでも変わってきますので設置店と相談することをおススメします。
素材の違い
■鋳物(鋳鉄/いてつ)
薪ストーブには鋳物(鋳鉄/いてつ)が最も使用されています。
鋳鉄は熱にとても強く、さらに一度温まると冷めにくいという性能があります。
鋳物ストーブのほとんどは、側面などに綺麗な模様が施されています。
型に流し込んで作る鋳造技法が可能にしたもので、それが大きな魅力でもあります。
見た目はしっかりした重厚なデザインになります。
■鋼板
最近、増えつつあるのが鋼板になります。厚みのある板を切ったり繋いだりすることで生産されます。
こちらは鋳物に比べ暖まりやすい代わりに冷えやすい特徴があります。
また鋳物に比べ多少安価なためコストとデザインを重視で選ぶ方は鋼板タイプおすすめです。
直線的なシンプルなデザインが多いのでモダンなイメージに合いますね。
機能の違い
燃焼室の開閉状態ではエアータイト型とオープン型があります。
エアータイトは扉を密閉しているので熱が逃げにくくなるので暖房性能が高いです。
オープン型は炎をそのまま見ることが出来るので見映えがいいですね。
暖め方の違い
暖め方では輻射式と対流式があります。
輻射式では本体に熱をもたせて反射して部屋を暖めます。
そのため薪ストーブ本体が高温になるため、小さなお子さんやペットがいるご家庭では囲いをするなどの対策が必要です。
クッキングタイプの薪ストーブはこのタイプになります。
対流式は暖かい空気を放出してファンなどで全体を暖めます。
ストーブ自体の温度は高温になりにくく、輻射式ほど火傷の心配はありません。
また壁からの距離も輻射式より比較的短くて済むことも魅力的です。
煙突の選び方
煙突は設置後の掃除が大変になります。
できる限り、垂直部分を多くし煤が溜まりやすいのが煙突の水平部分を少なくすることです。
他にドラフト(排気煙を上にひきあげる力)の面からいっても煙突は高ければ高いほどドラフトは上昇し、薪ストーブの本来の力を発揮してくれます。
煙突の曲りは極力少なく、もっといえば100%垂直が理想です。
また煙突にはシングルタイプと二重タイプがあります。
主流派二重タイプとなっており、薪ストーブの機能や性能を高める面からいっても二重タイプをおすすめします。
オートパイロット機能について
オートパイロットがついてるものがあるので忙しいときに便利なところもうれしいです。
オートパイロットとは、時間にあわせて自動的に火がつく機能です。
メリット
薪ストーブのメリットとしては、
輻射式、対流式の2つの機能を持ち合わせているため、
非常に暖かい暖房器具です。空気全体を持続的にあたためてくれ、空気が乾燥しないこともメリットです。
また非常に音が静かなので家族の団欒にも最適ですし、オーディオの邪魔をしません。
そして電気代もかかりませんので、薪を無料で確保できるとあればコストパフォーマンスは高いです。
なによりインテリアとしても見た目も非常によく、薪ストーブの炎を見ているだけで癒されます。
スローライフに最適だと思います。
デメリット
薪ストーブのデメリットとして、
ストーブの位置を考慮しないと、うまく燃えない、煙が逆流する恐れがあります。
また、薪をきちんと乾燥させないと近隣住民に迷惑をかける場合があります。
そしてストーブには薪が必ず必要となってくるので購入などして薪の確保が必要となります。
薪は意外に高価になるので購入となるとコストパフォーマンスがが高くなってしまいます。
もちろんメンテナンスで掃除も定期的に必要です。
業者に頼むにせよ、自分で掃除するにせよ大仕事になることは覚悟しておいたほうがいいです。
薪ストーブは燃焼したものを外に排気して使われます。
そのため、周りが住宅街だと、近隣住民への配慮を怠れません。
(洗濯物やにおいなど煙突を伸ばしてカバーするなど)
また地域の自治体によっては、補助金や助成金を出しているところもあるので、
検討している方はチェックしてみるといいかも知れません。
最近ではさまざまなタイプの薪ストーブが流通しています。
性能やライフスタイルによって選ぶのは重要です。
ただ、暖房器具で薪ストーブを選ぶ人は好きで選ぶ人も多いと思います。
好きなものなら見た目で選ぶのもひとつだと思います。
トラストホーム株式会社は、
これからもリフォームや金沢の地元情報を発信していきますので
これからもよろしくお願いいたします!
どんな会社なの?金沢についてどんなことを書いてあるんだろうと
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